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ごーやたん別館

お酒、プロレス、好きな映画…あまりジャンルにはとらわれず好きなことや思ったことをつらつらと綴るブログです。

一晩でアントニオ猪木のアゴになった話

あれは確か私が小学校5年生か、6年生の頃だったと思う。

私の誕生日がちょうどお休みの日に当たるということで、数少ない友だちを3人ほど呼んで自宅でパーティーをする予定だった。

招待状も出しウキウキ気分。

プレゼントも楽しみだけど、母の作る料理も楽しみ。

前日は興奮しながら寝床についた覚えがある。

 

その頃はベッドで寝ていたのだが、とにかく寝相が悪かった。

寝ながら服を脱いだり、時計回りに1周したり。

誕生日の前夜も熟睡中にベッドから落ちてしまった。

しかし特にケガはなく、寝ぼけ眼でベッドに戻ることにした。

 

ベッドに上がる瞬間、足元がふらついてしまった。

ちょうどベッドの角にアゴから落ちてしまったのだ!

ものすごく痛くて「うぅ……」と一言うめいたのだが、あまりにも眠かったためそのまま寝床に戻って寝てしまった。

 

次の朝、私は激しいアゴの痛みで目を覚ます。

なんでこんなに痛いんだろうと不思議に思っていたが、徐々に夜中の記憶が蘇る。

それと同時に吐き気まで襲ってきたのだ。

 

アゴは内側がパックリ割れていて、そのケガのせいで高熱と吐き気にうなされた。

当然、誕生日パーティーは中止。

ごちそうも食べられない。

 

私がトイレでゲーゲーしているときに友だちが訪ねてきてたらしい。

「ごめんね、ごーやたん、怪我しちゃってパーティーできないの」

と、母親が説明していた。

 

トイレでゲーゲーした後にふとアゴのケガの具合が心配になり、鏡で自分の顔を見てみた。

するとアゴは何倍にも腫れあがって、まるでアントニオ猪木みたいになっていた。

小6の女子が。

それだけじゃなく顔も真っ青。ゾンビみたいだった。

 

パーティーが中止になったことよりも、アゴが腫れてしまったことがショックだった。

このまま腫れがひかなかったらどうしよう……

猪木じゃなくて長州のファンなのに、って意味の分からないことを考えていた。

 

こんな状態のアゴなのに、親は病院へ連れていかない。

そういえば足にボウリングのボールを落としたときも、ベッドでジャンプして頭から床に突っ込んだときも、病院行ってない。

骨折したことないけど、過去に1本ぐらい折れてたことあるんじゃないかと思う。

私んちだけか?それとも昭和はどこもこんな感じだったか?

 

幸い、数日経ったらアゴは徐々に元通りになって無事学校にも行けるようになった。

傷は外側ではなく内側だったので目立つ痕もなく良かった。